夏らしいことはほとんどできず、コロナと猛暑の記憶を残しこの夏も去ろうとしている。

とはいえ、今夏の成果はある。宿題だった明朝の書家、張瑞図と倪元璐の作品が仕上がったことだ。二八サイズへの初めての挑戦であった。残念ながら展示会は中止となったが、表装してみた。ただ、このサイズに表装を施すと丈が長すぎて、私の周りには作品を掛けて鑑賞できる場所がない。そこで、床において撮った写真を掲載する。もちろん未熟であるが、作品作りに打ち込んできた記憶とともに愛おしい。結局、いろいろな意味で日の目を見ない作品ではあった。明清の書については、次回は筆遣いが回転していく傅山に挑戦してみたい。

今、秋に開催される展示会の募集が来ている。今回は、空海・最澄で挑戦することを考えている。

こんなに幅広く挑戦できるのは、今教えを請うているN氏の学識のおかげである。文字通り、有り難いことであり感謝している。

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