石川九楊展(2)
9月19日には石川九楊氏の講演会があった。タイトルは「書ほど面白いものはない」である。これを逃せば、地元で氏の公演を聞けることはあるまい。早速申し込んだ。 当日、古川美術館近傍のホテルの大宴会場はほぼ満席。氏の人気ぶりが […]
書による表現を求めて
9月19日には石川九楊氏の講演会があった。タイトルは「書ほど面白いものはない」である。これを逃せば、地元で氏の公演を聞けることはあるまい。早速申し込んだ。 当日、古川美術館近傍のホテルの大宴会場はほぼ満席。氏の人気ぶりが […]
指揮者山田和樹さんが日経新聞で次のように語っていた。デジタル社会は便利だけれど、無条件には受け入れたくない気持ちがどこかにあると。紙と鉛筆の質感にこだわりたいというのである。なぜなら、音楽は人間の生きている証であり、紙や […]
すでに旧聞となってしまったが、この8月から2ヶ月間に亘り名古屋で石川九楊展があった。書道を学んだ書籍の多くが氏の著書であったこともあり、氏の展覧会にはいつかでかけてみたいと考えていた。しかし、いつも会場は東京や京都であっ […]
高校で英語を教えているJさん夫妻は、夏休みの間ニューヨークへ里帰りすると言う。今おみやげの収集に余念がない。先日こんな相談があった。それは、弟のお土産に弟の名前を書いたうちわを持って帰りたいので書いて欲しいというものだ。 […]
義理の姉がこの5月剣道6段の試験に合格した。 齢××年を超えての合格は極めて稀なことだという。日頃からの研鑽を讃え合格を祝するため、扇面をしたて贈ることとした。受け取った姉からは、「美人」の前に「往年の」とか「旧」とかを […]
ここしばらくとんと忘れていた七夕の飾り付けを十何年か振りに行った。私の庵に来てくださる外国人に日本文化も知っていただきたいからである。皆に各々の願いを短冊に書いて、事前に笹に取り付けてもらった。そして、七夕当日日本・名古 […]
いままでめったにしたことがない暑中見舞いなるものを作成した。これもまた善意の押しつけになることを承知して、極親しい人にお送りした。 写真と書のハイブリッドは私のテーマの一つでもある。仕上がりは写真の中に書が埋没してしまい […]
ようやく、臨書研究会第3回をアップすることができました。月に一回を目標に始めた作業でしたが、思うようには進まないものです。 そんなホームページですが、このところ月100名程度の方がアクセスしてくださいます。 一体どんな方 […]
宋代(960-1127A.D.)の書は「意」であるといわれる。 蘇軾自身次のように語っている。 「わが書は意を持って作りたれば本より法なし」「能くその意に通ずれば、学ばずとも可なり」(一部略)(気持ちが入れば、学ばなくっ […]
第2回 臨書研究会 空海:風信帖 空海は、唐の末期の文化人たちとの交流を通じて当時の最高の書を学んできたと考えられている。そして、それらを咀嚼して自分の書として記されたものが空海の書といわれてる。したがって、空海の書には […]