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書工房 仿古庵

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書による表現を求めて

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カテゴリー: 仿古庵日常

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第76回道風展への参加

2024-11-032024-11-07 houkoanLeave a Comment on 第76回道風展への参加

今年(2024)も道風展に漢字、かな作品をそれぞれ一点提出した。 結果は、玉泉賞と青柳賞だった。 11月3日(日)に展示会場に赴き、作品を鑑賞した。自分の作品もなかなか健闘していてと嬉しい。他の方々も力作が並んでいて勉強 […]

Blog・仿古庵日常

京都芸術大学卒業にあたって

2024-03-312024-07-12 houkoanLeave a Comment on 京都芸術大学卒業にあたって

ブログを再開するにあたって、この二年間没頭した京都芸術大学での2年間を総括してみたい。 はじめに、良かったこと。 芸術史全体を俯瞰できたこと。 同大学は、「芸術教養シリーズ」という素晴らしい教材と教育システムを有している […]

仿古庵日常

朋あり遠方より来る

2024-03-012024-07-12 houkoanLeave a Comment on 朋あり遠方より来る

私が5年前、この庵を開設したとき、初めて当庵を訪ねてくれた外国人がジョナサン夫妻であった。 彼らは、3年前名古屋市近郊の高等学校の英語の教師としての任期を終え、コロナ騒動の中、あわただしく本国に帰っていった。そして、3年 […]

仿古庵日常・漢字

書展ひつじ会の開催について

2024-02-252024-07-12 houkoanLeave a Comment on 書展ひつじ会の開催について

 実施:令和6年2月23日~25日  場所:名古屋市市政資料館 「書がうまくなってから発表すると言っていては、一生発表できない。」との考えにより、思い切って初めて展示会を開催してから、今年で4回目となる。  今年は、2人 […]

仿古庵日常

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  • 090-4797-1999
  • info@houko-an.com

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張猛龍碑

方筆系の特徴に加え、次の点に留意して書くと良いでしょう。連続する点画は、太さ、長さ、向きなどを微妙に変え、バランスの妙を楽しんでいる風情があります。」 特徴として、次のことが挙げられる。

点画は直線的で、転折はとんがっている。
右上がりが強く、字は左に傾いている。
同じ字でも書きぶりは異なる。
左払いは長く伸びやか、右払いは短いが払いはしっかり書く。
穂先に力をためて力強く運筆する。

偏が小さいと旁は大きい。上部が右に傾くと下部は左に傾く。それぞれの横画は太さも長さも違い、 しかも平行ではない。それでいて力強くバランスが取れている。不思議な書風である。

鄭文公下碑

円筆系の特徴として、次のことが挙げられる。

  1. 概ね逆筆・蔵鋒
  2. 送筆部はゆったりと、緩急の変化はあまりつけずに、しかし筆力は強く運筆する。
  3. 隷法のように収筆する。
  4. 長い角にはうねりが見られる。
  5. 転折は穏やかにカーブしながら下方に向かう。
  6. 結構は比較的扁平

上記を基本としながら、入筆・収筆、向勢・背勢に多様なバリエーションが見られる。

孫秋生造像記

方筆系の特徴として、次の点が挙げられる。

字形はやや右上がり、点画に細太の変化が少ない。角張っている。
始筆は大きく鋭く入れて、そのまま筆を押すように露鋒で運筆する。
転折は、角を2つ作るように一旦右下へ筆を引いてから真下に向けて筆を下ろす。
点・払い・ハネなどは三角形を形成する。
字形は横長。

 先生は、留意事項として「5~6文字課題の制作にあたっては、それぞれの文字について点画は太く、その隙間は細く書きます。一方、字間については、それぞれの文字の個性が活かされるようしっかり開けるようにします。」と付け加えた。

顔真卿

拓本をスクリーンに移しながら先生は言われた。「今まで見てきた整った楷書と違い、肉厚でどっしりと重厚な印象を受けます。
 顔真卿は、書家として有名だったばかりでなく、安禄山の変の鎮圧に活躍するなど、剛直・勇敢な武人としても名を成しています。彼の性格を思わせるような書風です。」

 特徴として、次のことが挙げられる。(その用筆は、顔法といわれる。)

基本は直筆・蔵鋒。線は太い。
向かい合う縦画は向勢
始筆・終筆に、「蚕頭燕尾」がみられる。
字形は向勢。ほとんどの字は正方形に近い。

<蚕頭燕尾の書き方> 下図参照

始筆・・・逆筆で入筆し、蚕の頭のように筆先を丸めて蔵法で力を抜かずむしろ筆圧を加えながら運筆する。最後に同じく筆を丸めて筆を収める。
払いやはね・・・終筆で穂先をまとめて、一定の方向へ勢いよく払う。その払いは、あたかも、燕の尾羽根のようにみえる。

 「彼の書風は、現在の印刷活字に採用され、今でも実用レベルで使われています。」

褚遂良

「細いけれど、針金のように強く、粘りのある線なんです。」 「文字の線の太い部分と細い部分の差も観察してください。6倍もあるのです。筆の抑揚、緩急、強弱で表現してみてください。」 特徴として、次のことが挙げられる。(その用筆は、褚法といわれる。)

向勢・背勢、逆筆、露鋒・蔵鋒、直筆・側筆、俯仰等あらゆる用筆が認められる。
行意、隷意を有し、気脈を重んじた用筆となっている。
筆使いの遅速緩急、筆圧の軽重が求められる。

運筆は踊るようなリズムを伴い、その結果、字の線は細くとも強さと粘りのある字となるのだ。

虞世南

「力まないよう、ゆったり穏やかな、それでいて力のある作品に仕上げてください。」

 

特徴として、次のことが挙げられる。

  1. 始筆・終筆は穏やか(浅い角度の入筆)
  2. 囲みを形成する縦画(伏勢)・横画(向勢)ともふっくらとしている。
  3. 転折は丸みを帯びて穏やか
  4. 右払いはゆったりのびやか
  5. 字形は縦長
  6. 偏と旁、冠と沓の間にゆったりとした空間がある。

先生は虞の人となりを次のように補足した。「虞世南は、冷静沈着で学才豊かであることに加え、謙虚で物静かだったと伝えられています。太宗は、彼の人物・識見をことのほか愛しましたが、書にも彼の性格が現れているものと思われます。」

欧陽詢

字形全体は背は高く、ウエストが締まっていて、かつ内部の余白は均等ですっきりまとめられています。」 特徴として、次のことが挙げれられる。

  1. 横画は右上がり。「九」「成」のように右上がりが急な字も多い。
  2. 囲いを形成する縦画は背勢(内側に切れ込む)。結果として、ウェストが締まって見える。
  3. 思い切って伸ばされた横画、縦画、左右払がある。
  4. 横画・縦画とも入筆の角度は深く、運筆は直線的。 (入筆角:60度~70度位)
  5. 字形は概ね縦長である。

先生は最後ににこう付け加えた。「欧陽詢自身は容貌が醜く背も低かったため、その体裁にコンプレックスを抱いていたと伝えられます。その影響が書風に表れているのかもしれません。」